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大佐 リンク集

軍階級上では佐官に区分され、少将または准将の下、中佐の上に位置する。北大西洋条約機構の階級符号では、OF-5に相当する。 * 陸軍では主に連隊長等を務める。 * 海軍では主に戦艦、航空母艦、巡洋艦等の比較的大型の軍艦の艦長或いは隊(駆逐隊、潜水隊等)司令等を務める。 * 空軍では主に群司令等を務める。

英語では、陸軍大佐はカーネル (Colonel)、海軍大佐はキャプテン (Captain) と呼ぶ。ヨーロッパの言語の多くで、同様の区別がある。空軍大佐は陸軍大佐と同じ呼び名であることが多いが、英連邦諸国など例外もある。 Colonelはラテン語のcolumnella(小さな柱)に起源を持つ。スペイン語の縦隊長(cabo de colonel)が直接の語源。省略されてColonelとなった。 日常的には、中佐 (Lieutenant Colonel) もカーネルと呼ばれることが多い。 イギリス陸軍の連隊にはカーネルという名誉職(階級ではない)があり、連隊長と訳される。これはあくまで名誉職であり、連隊指揮権を有するのはその下の「commanding officer」である。名誉職のカーネルを階級のカーネルと区別したいときは、「Colonel of the Regiment」(直訳 連隊のカーネル)などという。 さらに、「Colonel-in-Chief 」という名誉職もあり、連隊所有者、名誉連隊長などと訳される。連隊長(カーネル)の上に位置し、名目上は連隊の最上位である。かつてのドイツ陸軍にも「Chef eines Regiments(英訳 Colonels-in-Chief of a Regiment)」という類似の名誉職があり、名誉連隊長、名誉大佐(ただし、ドイツ陸軍にはこれとは別に名誉階級の大佐がいたので紛らわしい)などと訳される。 軍隊以外では、カーネルという敬称は指導者という意味を持っており、組織のトップの敬称が明確化していない組織の場合など指導者という意味でカーネルを名乗ることも多く、ガマール・アブドゥン=ナーセルは大統領になる前はカーネルを名乗っており、これにならってリビアのカダフィ大佐(カーネル・カダフィ)もカーネルを名乗っている、カダフィ大佐の場合は実質的な国家元首に就任した後も、リビア政府が直接民主制による公式な国家元首不在を宣言してカダフィ大統領にならなかったために現在までカーネルで通しているだけで軍事上の大佐とは無関係(リビア軍には正式な大佐、および将官もいる)なままである。このようなことから軍事上の階級と関係なく指導者としての敬称としてカーネルを名乗る人物は数多く存在する。 野口英世(日本の医学者)やカーネル・サンダース(ケンタッキー・フライドチキン創業者)など名誉大佐 の敬称を送られた人物も多く存在する。が、これらも軍事とは無関係で、「名誉ある指導者」の意味である。つまり、カーネル(≒大佐)を名乗るからと言って軍人だとは限らないが、日本ではあまり理解されていない。 一方で、キャプテンという敬称は、船長、機長、スポーツチームのリーダーなど、軍隊の階級以外でも使われており、日本語でも外来語として定着している。つまりキャプテンを名乗るからといって軍人とは限らないことが、日本でもよく理解されている。 「大佐」 [編集] 日本語における大佐は律令制下の五衛府の四等官として登場する。四等官においては1番目である「督(とく)」を文字通り補佐するのが2番目の「佐(さ)」である。 なお、中国においては上校、大韓民国では大領と訳されている。

建かつての陸軍にあっては、平時の最大の部隊は連隊だったことから、連隊将校団の長(連隊長)たる大佐が平時の最高の階級とされることもあった。スイスにおいては現在も平時には大佐が最高階級である。 海軍においても、艦隊は臨時編成のものであって、個々の軍艦が独立の単位であったことから、艦長たる大佐が常時置かれる最高階級とする海軍も多かった。そのため、複数の軍艦を以て艦隊を編成するに際しては、最先任艦長に代将の職責を付与して艦隊を指揮させることがあった(詳しくは代将参照)。米国海軍でも、1862年7月16日までは大佐が最高階級であった。 多くの国の海軍では、4条の線で階級が表される。 日本 [編集] 旧日本軍 [編集] 1870年(明治3年)9月18日の太政官布達第604号で兵部省に設けられた陸海軍大将から陸海軍權曹長までの11等級の4番目として陸軍大佐と海軍大佐が設けられたのが最初である。これらは四等官に倣って官位と分掌事務がセットとなった職員の等級であったが、1873年(明治6年)5月8日の太政官布達第154号による官等表改正で軍人の階級呼称として引き続き用いられ、西欧近代軍の階級呼称の序列に当てはめられることとなった。こうした経緯から西欧語が持っている「集団の大黒柱」というニュアンスはない。 日本陸海軍では、当初は兵科に属する高等武官(奏任官1等)のみを「陸軍○○大佐」や「海軍大佐」と呼称し、陸軍各部に属する高等武官や兵科以外の海軍高等武官には「大佐」の呼称は用いなかったが、後に階級呼称の統一を図り、「大佐」の語を含めるようになった。 「大佐」の読み方であるが、日本海軍では、「だいさ」と読んでいた(その他、一般的には、「たいさ」である。)。 自衛隊 [編集] 警察予備隊の警察官(1950年-1952年)では1等警察正(いっとうけいさつせい)、保安官(1952年〜1954年)では一等保安正(いっとうほあんせい)、海上警備官(1952年)では一等海上警備正(いっとうかいじょうけいびせい)、警備官(1952年〜1954年)では一等警備正(いっとうけいびせい)がそれぞれ相当する。 自衛隊では1等陸佐(いっとうりくさ)・1等海佐(いっとうかいさ)・1等空佐(いっとうくうさ)(略称は1佐(いっさ))に当たる。 * 陸上自衛隊では、陸上幕僚監部課長・師団幕僚長・副旅団長・連隊長・群長・対馬警備隊長等を務める。なお、陸上自衛隊では1等陸佐以下の自衛官について職種に分類している。 * 海上自衛隊では、海上幕僚監部課長、隊司令、艦長等を務める。 * 航空自衛隊では、航空幕僚監部課長・調整官・班長、飛行・基地業務・高射・防空管制等に関する群の司令等を務める。 また、陸海空共通の役職としては、防衛駐在官の殆ど[1]が1佐である。 現在陸海空で女性の1佐は十数名存在する。 なお、1佐はさらに職責に応じて(一)〜(三)に分類される。以下は陸上自衛隊における区分。 * (一)は陸上幕僚監部の課長・方面総監部の部長・師団幕僚長・副旅団長・方面直轄部隊長(方面直轄普通科連隊・特科隊〔群〕・戦車群・方面施設隊長)及び将補(二)職の部隊長(将補の充足不足や改編等に限る)等。海上自衛隊において代将に任じられるのはこの職責にあるものである。 * (二)は旅団幕僚長、師団(旅団)普通科連隊長・特科・戦車連隊長等、 * (三)は師団司令部部長等(大隊長・補給処支処長等配職が本来は2等陸佐職であるが、駐屯地(分屯地)司令職を兼務する場合に限る)及びその他の1佐職に就く なお、現在陸上自衛隊では1佐職(一)が准将と同様の扱いとなる。栄誉礼は実施されずとも、乗車する車両には赤色のプレート板に星一つが表示されたプレートを掲示している。通常の1佐職は白色のプレートに帽章のみ掲示。

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